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日本の町並み

那古野(愛知県)

名古屋市中心部は空襲のために古い建物がほとんど残っていないが、名古屋城の南西にある那古野(なごの)地区は空襲を奇跡的に免れたため、板壁の商家や蔵の町並みが残った。なかでも、堀川の西側に並行して走る四間道(しけみち)周辺は、江戸時代からの風情を今でも味わうことができる。その名前は、江戸時代に起きた大火後の整備によって、道幅を四間(約7メートル)にしたことに由来するという。
 2000年ごろまでは、名古屋在住の知人でさえも知らない場所だったが、今では道沿いの古びた家や蔵が再生されて、品のいい観光スポットになっている。裏道の家に入ると、名古屋独特の「屋根神様」を見ることができる。

1992年9月撮影
Shikemichi, Nagoya City, Aichi Prefecture

キャプションの数字は撮影地点の緯度、経度、撮影方向(真北が0°で時計回り)

四間道の町並み保存地区の南端

四間道の町並み保存地区の南端あたり。南側を望む。現在は、この右側の家々もきれいに整備されている。住所は那古野一丁目。

35.174346, 136.892328
195°

1992/09

四間道の町並み保存地区の中央あたり

四間道の町並み保存地区の中央あたりから南側を望む。現在、この左側のの蔵は、奥に見える蔵と同じように白い漆喰できれいに塗られ、一部をレストランとして使用している。右は「四間道ガラス館」となっている。

35.174929, 136.892348
180°

1992/09

四間道の町並み保存地区の中央あたり

上の写真とほぼ同じ位置から北側を見たところ。右側に並ぶ蔵は、きれいに手入れされていたことがわかる。

35.174880, 136.892366

1992/09

堀川を渡る「五條橋」

町並み保存地区の北端あたり。奥に見える橋が堀川を渡る「五條橋」。「どて焼 五條」は今も健在。この道を背後のほうに向かうと円頓寺商店街に至る。

 

35.176121, 136.892900
120°

1992/09

美濃路の伊藤家住宅

四間道よりも堀川に近く並行して走るのが美濃路。この沿道にも古い家が残されている。右は伊藤家住宅。

35.175243, 136.892891
195°

1992/09

美濃路

上の写真から、美濃路を30mほど南下。この並びの家は、2015~2016年に取り壊されて、現在はオフィスビルになっている。

35.174711, 136.892848
225°

1992/09

四間道

奥を左右に走るのが四間道。手前側の美濃路との間は駐車場になっている。右の蔵はきれいになって、現在は「四間道レストランMATSUURA」が入っている。

35.174187, 136.892506
285°

1992/09

堀川を渡る中橋

四間道・美濃路の町並み保存地区の南端、堀川を渡る「中橋」から南側を望む。現在、川沿いには高層ビルやマンションが林立している。

35.173724, 136.893132
195°

1992/09

低層の商店が並ぶ通り

四間道から2本名古屋駅寄りの道。この道の両側は、今も低層の住宅や商家が並んでいる。左の店は「きしめん浅田屋」、右は「喫茶・軽食 わかば」の看板が掲げられている。

35.174762, 136.891340
15°

1992/09

名駅三丁目の町並み

高速道路をくぐってさらに名古屋駅に近くなり、住所は名駅三丁目となる。この道の左右にも古い家が並んでいたが、高層ビルや集合住宅の建設が進んでいる。左には「後藤モータース」や「伊藤源商店」、右には「長谷川印刷所」の看板が見える。

35.174239, 136.888590

1992/09

名古屋駅の北東側

名古屋駅の北東側わずか200mのあたりだが、こうした家々が数多く見られた。2020年代になっても木造家屋が一部に残っているが、リニア中央新幹線の駅がこのあたりの地下にできることで、大きく姿を変えることだろう。

35.172642, 136.885230
60°

1992/09

2022年8月公開


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