水原（新潟県）
現在は阿賀野市の中心となっている水原（すいばら）は、古くは米の集散地、交通の要衝として栄えた町である。町の中心は、水原駅の北東側にある本町商店街である。1978年、駅から歩いて瓢湖の白鳥を見に行ったのだが、その途中で目にした古い町並みと賑やかな商店街が印象的だった。
今では、商店街も櫛の歯が抜けるように更地になっているのが寂しいが、それでも魅力的な酒屋があったり、郊外には温泉がいくつもあったりして、楽しめる場所である。
1978年1月撮影
Suibara Town, Agano City, Niigata Prefecture
キャプションの数字は撮影地点の緯度、経度、撮影方向(真北が0°で時計回り)
撮影日付に★のある写真は、ポインタを置く(タップする)と新しい写真に変わります。
本町商店街の西側、水原下町バス停付近に立派な木造商家がずらりと並んでいた。手前はたばこ屋、その向こうは毛糸店という看板が出ている。たばこ屋は2019年には残っていたが、2020年10月に行ったときには取り壊されていた。
37.839623,139.222816
60°
1978/01(★2020/10)
上の写真から真後ろに振り返ったところ。道沿いに豪農の佐藤家（本和泉家）の門がある。この門をくぐると、広々とした敷地に邸宅と米蔵が建っていたらしい。現在は、伝統建物保存研究棟として、日本自然環境専門学校が管理しているそうだ。
37.839691,139.222934
240°
1978/01(★2020/10)
上の写真の先にあった建物。家田外科医院という看板が出ている。佐藤家と一続きとして保存されているので親戚筋なのだろうか。現在、家田外科医院は別の場所で開業しており、この建物は整備されたうえで保存されている。
37.839693,139.222762
240°
1978/01(★2019/06)
本町通りと瓢湖との間のどこかで撮った写真なのだが、ストリートビューで見ても場所がわからない。道は突き当たりで右にカーブしている。
撮影場所不明
1978/01
本町通り商店街（右奥から左手前）と国道49号線若松通り（左右）の交差点。若松通りは、文字通り会津若松に向かう街道である。手前の八百屋は「八百正青果」という看板が出ている。斜向かいの左角はパチンコ屋。神原呉服店という看板も見える。
37.839372, 139.227201
90°
1978/01
上の写真から50mほど東に進んだ水原上町バス停あたり。「肉や食堂」というユニークな店名は、隣にある「ニクヤマミート」に由来しているようだ。
37.839451,139.228116
150°
1978/01
2021年4月公開
Copyright © Takashi FUTAMURA
