日本地図上の位置 高岡の位置
富山県 富山
富山県 高岡
日本の町並み

高岡(富山県)

富山市と金沢市の中間に位置する城下町の高岡市は、鋳物の生産や高岡大仏で知られた町。富山市と違って都心部での大規模な空襲を免れたこともあり、古い町並みが残っていることも大きな特徴だ。
 当初は、高岡市内を走る加越能軌道線(現・万葉線)に乗るために降りた町だったので、前半は軌道線がらみの高岡駅前の写真ばかり並んで恐縮である。
 2000年を過ぎてからは観光資源となっている金屋町や吉久町の町並みも撮ってあるのだが、ここでは道路の拡幅によって姿を消した白金町の町並みを紹介したい。

1982年8月、2000年4月、2005年5月撮影
Takaoka City, Toyama Prefecture

キャプションの数字は撮影地点の緯度、経度、撮影方向(真北が0°で時計回り)
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加越能鉄道軌道線の高岡駅前電停

加越能鉄道時代の軌道線の高岡駅前。国鉄高岡駅は、この画面の左手にある。右手奥には、末広町の商家の町並みが見えている。

34.538395, 133.379821
330°

1982/08(★2019/07)

高岡駅前

国鉄がJRに変わってからも、高層のホテル「α-1」ができた以外は、大きな変化がなかった高岡駅前。現在の軌道線は、この駅前広場を横切って高岡駅構内に終点がある。

36.742102, 137.013927
120°

2000/04

高岡駅前

加越能鉄道軌道線は廃止の方向にあったが、地元の活発な存続運動が実り、2002年4月に第三セクターの万葉線として再出発することとなった。

36.741854, 137.014091
60°

2000/04

高岡駅

かつての高岡ステーションビル。2015年3月に開通した北陸新幹線は、この高岡駅から3kmほど南の新高岡駅に停車することとなったが、高岡駅は新幹線開業に先立つ2014年に新装なった。

36.742114, 137.0147093
150°

2005/05

白金町

高岡駅北西側の線路沿いにあった白金町の町並み。北陸本線(現・あいの風とやま鉄道)の車窓からも、昭和を思わせる古い町並みが見えていた。

36.741900, 137.009354
330°

2005/05

白金町

高岡の町並みというと、金屋町や吉久町の木造家屋や蔵造りの商家が有名だが、ここ白金町の町並みはそれよりも時代はあとになるが、昭和の香りがぷんぷんするユニークなものだった。

36.741951, 137.009230
60°

2005/05

白金町交差点

金屋町や吉久町の町並みが保存の対象になったのとは対照的に、ここは道路の拡幅とともに跡形もなく変わってしまっている。味わい深いカーブを描いていたこの道も姿を消し、広々とした直線の道路になってしまった。写真の右奥が北陸本線(現・あいの風とやま鉄道)の線路。

36.741891, 137.009308
120°

2005/05

2020年11月公開


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