日本地図上の位置

◆◆ 著 書 ◆◆
定点写真でめぐる東京と日本の町並み
定点写真でめぐる
東京と日本の町並み

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鉄道黄金時代1970'
鉄道黄金時代1970's
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伊予鉄道 松山市内線

博多駅前 ▲国鉄松山駅前の交差点を曲がるモハ52。向かって左側が松山駅。右の車は、スバルの初代レオーネのようである。1980/08

---- 車内に俳句ポストが置かれていた路面電車 -----
 松山市内の路面電車は、私鉄の伊予鉄道が運行している。伊予鉄道の松山市駅を中心に、JR松山駅、道後温泉など、市街地や観光地を結んで頻繁に運転されていることもあって、地元の人や観光客の利用が多い。
 はじめてこの電車に乗って驚いたのは、車内に俳句の投稿ポストが設置されていたことだ。正岡子規の出身地で俳句が盛んなことは聞いていたが、そこまでとはびっくりした。最近登場した新車に設置されていないのは残念だが、投稿する人が減っているのだろうか。
 最初に訪れた1980年には道後温泉に行くこともなく、国鉄松山駅前と市役所前あたりで撮っただけだった。今見返してみると、40年以上経ったにしては車両にしても風景にしても、大きな変化がないことに驚く。訪問:1980年8月


博多駅前▲市役所前電停南側の歩道橋上から、南堀端方面を望む。その後、この歩道橋は撤去された。電車はモハ78。バスの形が懐かしい。
1980/08


西新の交差点▲上の写真と同じ歩道橋上から北側を望む。突き当たりに愛媛県庁、丘上に松山城が見える。電車は、モハ54(手前)、モハ53(右)モハ78(左奥)。
1980/08



今川橋停留所▲大手町駅前電停で鉄道線(伊予鉄道高浜線)との平面交差地点にさしかかるモハ69。
1980/08


今川橋停留所▲トップの写真と同じく、国鉄松山駅前の交差点を曲がるモハ59。松山駅の正面には、「高知行き国鉄急行バスのりば」と掲示されている。
1980/08


今川橋停留所▲同じ地点からモハ68。
1980/08


 十年一日のように変化がなかった松山市内線だが、最近は訪れるたびに変わっている。坊っちゃん列車の運行、新型車両の導入、旧型車の車体色変更などなどだが、一方で大手町や古町の平面交差は昔のまま残っている。
 そんな松山市内線で、今後起きる大きな変化は、JR松山駅の高架化に伴う駅への乗り入れと、西部への700mほどの延伸だろう。  愛媛県も松山市も、路面電車に対して積極的な姿勢を見せており、将来の松山空港乗り入れや本町線延伸も期待されている。松山への新幹線の誘致もされているので、あと何十年かするとすっかり姿を変えているかもしれない。


2022年12月公開

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