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私鉄ローカル線
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上田駅のモハ5252
上田駅に停車中の優雅な丸窓電車5250形(モハ5252)。 1974.8


-- 信州の奥座敷へ向かうローカル私鉄 --

 上田交通(現・上田電鉄)の別所線は、長野新幹線が停車する上田駅から、信州の奥座敷あるいは信州の鎌倉と呼ばれる別所温泉に向かう11.6キロの私鉄である。
  かつては、真田・傍陽(そえひ)線、丸子線など、上田を中心にいくつもの路線を持っており、1969年までは上田丸子電鉄と称していたが、丸子線の廃止にともなって上田交通に改称された。2005年には鉄道部門が上田電鉄として分社化された。
  現在では、新幹線の開業にともなって上田駅も高架化され、東急電鉄の中古のステンレス車が走っているが、以前は上のような味わい深いホームから、これまた味わい深い電車が発着していた。

  この路線には何度も乗ったのだが、いつも別所温泉が主目的だったり、何かのついでだったりして、列車写真はおろか、下之郷にある車庫の写真すらまともに撮っていないのは返す返すも残念である。

訪問:1974年8月、1982年8月、1989年8月、2001年3月

上田交通路線図

上田駅

国鉄(当時)の上田駅から別所線ホームを見たところ。まるで昭和30年代そのままの風景だが、撮影したのは昭和49年である。

1974.8


このときの旅行は中央本線の蒸気機関車が目的だったので、上田交通はそのついで。上田から2つ目の三好町まで乗っただけだった。
写真は、おそらく赤坂上を発車して上田に向かう上り電車。

1974.8

赤坂上付近

赤坂上付近から上田方面を望む

上の列車の後ろ姿。といっても1両だが……。この日の日中は丸窓電車5250形が行き来していた。

1974.8


上田駅構内。国鉄駅は写真の左側にあたる。停泊しているのはサハ20か。1両のモハが1両のサハを引いて走るというのは、この鉄道のかつての定番だった。

1974.8

上田駅の側線


 



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