< 前  85  次 >

東武鉄道 (1977年3月~12月)

東武佐野線 葛生駅 東武佐野線 葛生駅


この年のネガを振り返ると、東武線のあちこちに足を運んだようだ。まずは、佐野線の終点葛生(くずう)駅。付近はセメントの原料となる石灰岩の採掘が活発に行われていて、専用線や専用鉄道などで運搬された鉱石が、ここから東武の貨物列車で業平橋のセメント工場に運ばれていた。このときは、住友セメント唐沢鉱山専用鉄道を撮りに行ったときのもの。



東武伊勢崎線 牛田駅 東武伊勢崎線 牛田駅


これは、牛田駅で電車を待っていたときに撮ったもの。左(小画面では上)は、凸型電気機関車ED3000形が牽引する短編成の貨物列車。
 右(小画面では下)は、杉戸行きの普通列車。機関区もあった杉戸駅だが、近隣に東武動物公園が開演すると、あっさりと駅名が変わってしまった。



東武伊勢崎線 浅草駅 東武伊勢崎線 浅草駅


そして、夕方のラッシュ時の浅草駅。北千住から都心への地下鉄(日比谷線、千代田線)はすでに開業していたが、まだまだ浅草駅の利用者は多く、通勤電車も今より頻繁に運転されていた。



東武伊勢崎線 浅草駅 東武伊勢崎線・秩父鉄道 羽生駅


左(小画面では上)は、浅草駅の改札外から1番線を見たところ。1番線はホームを延長して8両編成が停まれるようになった。
 右(小画面では下)は、羽生駅でのED3000形機関車と秩父鉄道の出会い。



東武野田線 野田市駅 東武野田線 野田市貨物駅


これは、野田線の野田市駅。付近にはキッコーマンの工場が建ち並んでいる。右(小画面では下)の写真は、工場の専用線。写真の左側を直進すると野田市駅になる。



東武野田線 野田市駅 東武野田線 野田市駅


野田市駅の様子。今では、アーバンパークラインなどという副称が付けられているが、当時は単線区間が多くを占めるのんびりした路線だった。



2023年5月公開


< 前ページ  85  次ページ >


■トップページ「蔵出し鉄道写真館」表紙■


Copyright © Takashi FUTAMURA