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加江田森林鉄道を知ったのは、雑誌「鉄道ファン」の「こっそりひっそりめだたずに」という森林鉄道を扱った記事である。そのなかに、「木材輸送は終わっているが、資材輸送のためにたまに走っている」というようなことが、ひとこと書かれていた。 そこで、高校1年生の夏休み、九州旅行のついでに友人たちとここに寄ることにした。 目的地は家一郷谷という加江田川の支流で、日南線の木花駅から数キロ。路線バスがあるのも知らず、近道のつもりで選んだ道を1時間以上、台風の影響によるにわか雨のなかを歩いて行った。 家一郷谷の入口、丸野というバス停近くに駐車場があった。ここが貯木場だったところらしい。そして、レールはその駐車場の片隅から出ていた。 |
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| しばらく線路を歩いていくと、線路脇に立てかけられたトロッコを見つけた。 | ||
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| 所在地: 宮崎県宮崎市 訪問日: 1973年7月 |
| 線路は草ぼうぼう、とてもこれでは列車が走っているわけはないと思った。 ▼ |
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▲「唐傘渕」という立て札が立っている。 |
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ハイキング気分で軌道を30分ほど歩いていくと、前方の林のほうから何やらエンジンの音が聞こえてきた。 そして、ほどなく不思議なものがレールの上をやってきたのである。 |
| それは、いかにも手作りといった形をした機関車(?)と、男性を数人乗せたトロッコであった。トロッコのほうは、のちに写真で見ることになる芦生の京大演習林を走るものに似ていた。 その列車(?)は私たちのそばに停まり、茫然としている私たちを尻目に、男の人たちは作業をはじめたのである。 |
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